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お前は俺のxxx
第46章 花火デートは…
まこっさんのお店を後にして、ようやく迷子センターに着くと、ゆうまくんが『ママー!』と叫んだ。
ゆうまくんのお母さんも、迷子センターへ来ていて見つけることができた。
颯太がゆうまくんをゆっくり肩から降ろすと、私と颯太の手を引いて、お母さんのところへ走り出した。
『ゆうまー!心配したのよ!』
とお母さんは瞳に涙を浮かべてゆうまくんを抱きしめた。
『ママごめんなさい。
お兄ちゃんとお姉ちゃんが連れて来てくれたの。』
ゆうまくんは私と颯太の手を繋ぐと嬉しそうに、お母さんに紹介してくれる。
『ご迷惑をおかけして、本当にすみませんでした。
ここまで連れて来ていただいてありがとうございます。』
と深々と頭を下げてきた。
「あ…そんな…。
ゆうまくんとてもイイ子ですね!
ママと会えて良かったね!
はい!これ。さっきのお兄ちゃんのお好み焼き。ママと食べてね♪」
私がゆうまくんにお好み焼きの袋を手渡すともう1度お礼を言ってくれた。
『こんなにしていただいて…
あの、おいくらでしたか?』
ゆうまくんのお母さんがお財布を取り出そうとすると、それを制するように颯太が声をかけた。
『大丈夫です。知り合いから全部もらったものなので気にしないで下さい。』
『すみません。
本当にありがとうございました。』
「ゆうまくん。もうお母さんとはぐれないようにね?バイバイ♪」
私はゆうまくんの視線に合わせて屈むと、ポンポンと頭を撫でた。