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お前は俺のxxx
第52章 好きな気持ちは…
『鈴木..さんだっけ?
何で俺のこと知ってんの?
それに、颯太との…』
碧の話に被せるように鈴木先輩が話してきた。
『一之瀬くんたち学校内でも有名だから..
それに藤川さん上條くんと別れたって..
一之瀬くんと上條くんは友達な..』
『ねぇ。何が言いたいの?』
さっきまでの碧とは少し違う。鈴木先輩の様子を冷静に見ている感じがする。
『え…あの…私は…』
碧の態度に動揺している鈴木先輩を見て、私は慌てて間に入った。
「や..ほら..鈴木先輩は心配して..」
『俺らのことも彼女のことも。
あんたには関係ないだろ?』
碧は私の言葉を聞いても、鈴木先輩に対する態度を変えなかった。
(ちょっとー‼︎
碧ってば急にどうしたの⁉︎)
『結愛ちゃん。場所変えよう?』
碧はそう言ってベンチから立ち上がると、私の手を引いて校舎の方へ歩き出した。
私は慌てて鈴木先輩に頭を下げ、碧に手を引かれるまま一緒に校舎の方へ歩いた。