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お前は俺のxxx
第52章 好きな気持ちは…
『チビ太の口元に手を近付けてみて?』
「え?こう?」
私は言われた通りに、チビ太の口元に手を近付けてみると、チビ太は鼻をピクピクと動かしながら様子を見ている。
そして、チビ太はペロっと私の手を舐めた。
『結愛ちゃんのこと気に入ったみたい。』
碧はそう言ってチビ太をひょいっと優しく抱き上げると、私の膝の上に乗せてくれた。
『おデコから背中にかけて撫でてあげるとチビ太喜ぶよ。』
ふわふわした体を優しく撫でていると、チビ太は手に擦り寄るように目を閉じて顔を上げた。
『ははっチビ太。喜んでるな。
うさぎはね、警戒心が強いから抱っこされるのが嫌いな子もいるんだよ?
それに手を舐めるのも信頼してる証し。
流星なんて噛まれてたよ。』
「え?本当に⁉︎」
チビ太を床の上におろしてあげると、部屋の中をぴょんぴょんと走り回っている。
チビ太の邪魔にならないように、端へ移動しようと立ち上がると、それに気付いたチビ太が私の後ろをぴょんぴょんと付いてきた。