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お前は俺のxxx
第55章 秘密。
気持ちのこもった碧のキスに、私はとろけてしまいそうで襟もとにギュっとしがみつく。
そっと離された唇が名残惜しくて、私はポーっとした頭で碧の唇を見つめていた。
『結愛ちゃん...。
そんな顔で見つめられるとヤバい...。』
「ぇ...?」
碧はそっと抱き寄せると私を腕の中に包み込み、その中に収まった私の頭に顎を乗せて小さく溜め息をついた。
『何でそんなに可愛いんだよ...。
理性保つのに必死なんだけど。』
碧の言葉に顔が熱を帯びていくのが分かる。
もっと…碧と触れ合いたい…
そんな淫らなことを考えてしまった私は、ボっと火を噴いたかのように顔が真っ赤染まってしまった。
『クスっ。結愛ちゃん。顔真っ赤。』
「え⁉︎ゃ..ぁの..。」
(キャー‼︎今は顔見られたくないよ〜‼︎)
そんな私をからかうように、碧は私の顔を覗き込んでくる。
「ちょっと⁉︎ヤダぁ。
もう見ないでよ〜‼︎恥ずかしいって‼︎」
私は必死に両手で顔を隠すけど、碧は悪戯っ子みたいにクスクス笑いながら顔を覗いてきた。