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知代の性活
第6章 九月 身も心も濡れた夜
 他のコンパニオンにも話は通っているらしく、皆、知代のサポートをしてくれた。
 必ず誰かが近くにいてくれた。

 写真を撮られるのは恥ずかしかったが、誰かが一緒に写ってくれるので、何とか頑張れた。
 午前中はそうやって、助けてもらいながら仕事をして、午後になって少し落ち着いて、何とか一人立ちすることが出来た。

 まだ恥ずかしさは消えていないが、昨日より人数が少ない中、仕事の出来ない自分がいて、さらにそれをフォローしてもらっている分、他のコンパニオンの負担は大きくなるはずだ。

 何とか一人でやらなきゃ、と真面目な知代はそう思う。

 写真いいですか? と声をかけられ、知代は来た、と深呼吸をして振り返る。
 何枚か写真を撮って、カメラを手にした男性は、満足そうに去っていった。

 ちらり、と横を見ると、他のコンパニオンは写真を撮られた後、上手にチラシを渡している。
 次はそれもやってみよう、と知代は再び気合を入れた。

 場慣れしたコンパニオンの中で、知代はひときわ目を引いた。
 幼さの残る美少女が、恥ずかしそうに佇んでいる姿は、男達の興味を集める。

 肉感的な太ももと、きゅっと上を向いた形のいい尻。
 スレンダーな体は、健康的な色気を見せている。

 そして、知代の体は、この数ヶ月で変化をしていた。

 男に散々犯され、性の快感を覚えた知代の体は、今までに持っていた清潔な雰囲気はそのままに、官能的な色気を発するようになっていた。
 濃厚な性行為の中で開拓された、知代の性的な部分は、まだ花開いたばかりの鮮やかさで体を彩っている。

 それは決して分かりやすい変化ではないが、確実に男達の目を引く。
 気が付けば、知代はたくさんの写真を撮られていた。

 歌手を目指す知代にとって、写真を撮られるのは不愉快ではない。
 ライブ後に、聞いてくれた人と一緒に写真に収まることもある。

 太ももや尻を露骨に狙うカメラもあったが、どうにかそれもやり過ごすことが出来た。

 時おりいやらしい視線を感じるも、どうにか知代は無事に一日を終えることが出来た。
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