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知代の性活
第7章 十月 愛をもって脱がされる
「ごめん…口の中に出しちゃった」

 ううん…と上気した顔で知代は首を振る。

「…すっごく気持ちよかった。ありがとう」

 知代は瞳を潤ませて頷く。

 まだ嫌悪はかすかに残るものの、気持ちいいと言ってもらえて嬉しかった。
 和也を満足させられたことが、嬉しかった。

「でも…ごめん。知代ちゃんをイかせられなくて」
「え…ううん…いいよ、そんなの…」
「今度は、知代ちゃんの舐めさせて」
「え?」
「知代ちゃんも気持ちよくなって…」

 和也は、知代の体に最後に残っていた下着を足から抜く。
 
 まだ子供の声、母親の声が聞こえる。
 太陽の光は木の葉を通して二人を照らしている。

 そんなところで全て脱がされてしまい、さらに足を大きく開かされて知代は恥ずかしかったが、素直に和也の責めを受けた。

 初めての外での全裸。蛍光灯とは違う太陽の光。
 明るい日差しの中での秘め事は、むずむずと知代の体をくすぐる。

 和也は指を挿れながら、先程見つけたクリトリスを舌で転がす。

 唇を噛み、手で覆って、喘ぎが漏れるのを耐える。
 声を抑えた分、体がビクビクと反応する。

 キャンプシートに寝そべって、足の間に和也の顔を迎えて。
 仰向けに寝る知代の目に、青い空が見える。

 こんなところで、こんな恥ずかしいことして…

 こんなに気持ちがいいなんて…

 出せない声は、新たな涙として流れ、歓喜を溢れさせる。
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