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第7章 十月　愛をもって脱がされる

「あん…あ、ん…っ！　んん…」

　口いっぱいに含まされ、くぐもった喘ぎ声を上げる知代の舌の動きが変る。
　快感に襲われるたび知代の舌は絡みつき、和也の指の緩急に合わせて動く。
　知代が息を吸えば、和也のものも吸われ、さらに興奮した和也は責めを強くする。

「あんっ、あ、ん…ふ、う…ん…」

　自分の舌が動くと和也の指が激しくなる。そうなるともっと快感がもらえる。
　知代の体はそう判断し、無意識に知代は口の中で舌を動かし、頬がへこむほど吸う。

　その知代の責めは、和也の耐久値をあっさり超え、知代の口内に射精した。
　
　知代は躊躇った挙句、こくり、と喉を鳴らしてそれを飲み込んだ。