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知代の性活
第8章 十一月 全てを塞がれた夜
 出張といっても、仕事自体は普通のイベントとなんら変わりはない。
 日帰り入浴も出来る温泉施設での抽選会。この温泉のオープン記念日に合わせて一日だけ開催される。
 初の試みということで、イベント会社に話を持っていったらしい。

 かつて知代が志穂とともに宿泊した、お台場の温泉施設の系列店で、広い風呂と、家族でも恋人でも楽しめる館内施設が充実している。

 施設内で決まった金額の買い物や食事をすると抽選会に参加出来る。
 男性スタッフが客の誘導や列の整理を受け持ち、知代と聡美が接客担当。
 食事や買い物の金額を確認し、レシートに受付済みのスタンプを押し、抽選をしてもらう。

 ベテランスタッフの岩田が他のスタッフを指揮し、藤井と野口、知代と聡美は交代で客の少ない時間に休憩を取る。

 休憩室は、温泉施設の従業員も使うところを一緒に使わせてもらう。
 
 仕事中は、他のスタッフや抽選をしに来た客、休憩中は温泉の従業員。
 たくさんの目の中にいる限り、藤井も手は出せない。
 知代は安心して仕事に集中することが出来た。

 夜は温泉施設が、宿泊用の部屋を用意してくれた。
 
 この温泉は日帰りも出来るが、宿泊も出来る。
 深夜料金だけ払えば、リラックススペースで安く済ませることも出来るし、ちゃんと部屋を取れば、他人の目を気にすることもなくゆっくりと休むことが出来る。

 大学の先輩後輩の藤井と野口で一部屋。
 女の子同士ということで、知代と聡美で一部屋。
 年長の岩田は一人部屋。

 夕方、聡美が体調を崩した。
 抽選会もピークを過ぎ、接客のほうも知代一人で何とかなりそうだったので、遠慮する聡美を休ませることにした。
 
 風邪だというので、うつしてはいけないから、と聡美は岩田の部屋で休み、岩田は藤井達と同じ部屋に移ることにした。

 聡美の体調不良というアクシデントはあったものの、仕事は無事に終了した。
 四人はいったん部屋に戻った後、打ち上げがてら食事をしよう、という話になった。

 温泉施設内では客は浴衣姿。それに合わせて施設内の温度も高めに設定してある。
 チノパンに長袖シャツ、その上に施設の法被を着ている知代達抽選会スタッフには少し暑かった。

 知代はまずシャワーを浴びようと思った。
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