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知代の性活
第8章 十一月 全てを塞がれた夜
 藤井が知代の肩を下から持ち上げるように、上体を起こさせる。
 絶頂後も下から後ろから突き上げられ、正気を失くした知代の前に、再び野口のものが差し出される。

 知代は素直にそれを口に含んだ。

 二人同時に貫かれ、さらに口を塞がれた。
 人生で初めて串刺しにされ、複数箇所を次々に襲う快感に抗えず、知代は崩れ乱れた。

 もうフェラチオへの嫌悪も消し飛ぶほど、ただ快感に身をゆだね、咥えた口の端から涎を垂らしながら喘ぐ。

 数時間後、我に返った知代は、自ら快感を求めるように男を咥え込んだことを激しく嫌悪した。
 まだ股間に男のものが入ったまま、穴という穴を精液まみれにされたまま自分を取り戻した知代は、もう快感にも見放され、ただただ嫌悪の中にいた。

 それでもまだ、朝は来ない…
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