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知代の性活
第8章 十一月 全てを塞がれた夜
「あぅっ! ああ、んっ!」

 知代の背筋がぴんと伸び、全身が快感に貫かれた。
 藤井の腰が動くたび、悩ましい快感が知代を襲う。

 しかもいつも以上に快感が強い。
 藤井がじっと、知代の中で耐えていた間に高まった感度は、知代を容赦なく襲う。
 
「あうっ! はっ…あん…! あっあっ…!」

 股間の奥まで届く刺激に、徐々に快感に変る肛門への責め。
 知代の中で擦り合わされるかと思うほど、ふたつのものは深く知代を穿つ。

「く、苦しい…お腹…あぅっ! あう、うっ!」
「浅山さんのお尻の中、すごく締まって気持ちがいいよ」
「くぅ、あうっ! ん、はっ! あぅっ!」
「浅山さんも気持ちよさそうだね」
「あ、うっ! だめ、そんなに激しく動かないでぇ…!」

 二人の男に上下から挟み込まれるようにして、その間で逃げ場のない快感に苛まれ、知代は声を上げる。

 いつの間にか手首を掴まれ、その先にある野口のものを握らされていた。
 知代の快感の波に合わせ、手の握力が緩急をつける。
 出したばかりで萎えていた野口のものは、再び大きくなる。

「も、もう…だめぇ…あうっ! 早く…終らせ…うっ!」
「これで三度目だからすぐにはイかないよ。じっくり楽しませてもらうからね」

 上ずった声で岩田が言う。
 知代はシャワーを浴びた直後の自分の行為を悔やむ。

 もしあの時に射精までさせなければ、今こんなに長く犯されることはなかったかもしれない。

 悔しさと、嫌悪、そして体を蝕む性感が涙となって流れる。

「あ、あんっ、あ…もう、許して…あぅっ! これ以上…だめぇ!」

 二人の男の体の間で知代の体がビクビクと揺れる。

「あ、うっ! ああっ…イ、く…!」

 かすれるような声で、知代は思わず絶頂を口にし、男達を悦ばせた。
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