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知代の性活
第10章 一月 乱れる姿を自分で見ながら
 ぐちゅぐちゅと音を立てて中を掻き回すと、少女もそれに合わせて腰をくねらせる。
 顔を隠されたことによって、外への注意を忘れた知代は、必死に快感と戦っている。

 見えていなくても、今までの経験から指がどう動いているのか想像出来てしまう。
 その想像が知らず知らず、知代の感度を高めている。

 感じているのか?
 こんな清楚な少女が俺の指の動きで悶えているのか?

 風俗嬢の、客に対する営業的な喘ぎではない、少女の生の喘ぎ声。

 続木はさらに昂ぶる。

 知代は上半身の自由を取り戻すため、自らTシャツを脱いだ。
 このまま犯されるのだけは絶対に嫌だった。

 なんとか抵抗しなければいけない。そのために仕方なくシャツを脱ぎ捨てた。

 知代の体を包むものは、花柄模様のフリルが縫い付けられた白いブラジャーだけになった。

 
「どうした、自分で脱いで。胸も触って欲しいのか?」
「違う…っ!」

 伸びてきた毛深い手を振り払い、両手で胸を抱え込むようにして、しっかりと守る。
 すでに下着まで脱がされてしまったが、これだけは絶対に脱がさせない。
 もう喘ぎ声を聞かれるのも嫌なのか、口も手のひらでしっかりと塞いでいる。

 こうやってしっかり守っていれば、犯されて自分を見失うほど乱れることもないはずだ。

 知代はそんな悲壮な決意をした。

 結果、無防備になってしまった下半身は、意志の力で耐えるしかなかった。
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