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知代の性活
第11章 二月 性も根も果てるまで
 本番当日の朝を、知代は新堂と共に迎えた。
 風呂場での行為の後、場所を寝室に移し、ベッドの上で床の上で、何度も交わっては果てた。
 窓枠に手を付かせ、明日立つことになるステージを見せながら、後ろから激しく突き上げたりもした。

 そして、果てしない性交の後、気を失うようにして崩れ落ちた知代は、そのまま新堂の腕の中で眠った。

 早朝目を覚ました知代は、また正体をなくすほど乱れてしまった昨夜の自分に激しい自己嫌悪を感じた。
 まだ眠っている新堂の腕の中からそっと抜け出すと、服を探したが見当たらない。

 そうえいば、入浴時に脱いでそのままだ。
 風呂場に向かい、新堂には無断でシャワーを使った。

 自分の部屋にあてがわれたコテージに戻る時間ももどかしいほど、体中についているであろう新堂の唾液を早く洗い流したかった。

 シャワーの音に目を覚ました新堂は、裸のまま浴室に向かい、悲鳴を上げた知代をもう一度抱きしめた。
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