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知代の性活
第1章 四月 強引な人生初の絶頂
「あぅっあうっ…んんっ!」

 貫かれるたび襲う快感に、体の安定が怪しくなる。
 ダンボールにもパテーションにも寄りかかれない知代は、必死に藤井の体にしがみついた。
 密着した分、奥まで差し込まれる。

 藤井は知代の腰を抱いたまま、床に座り、正面から抱き合うようにして突き上げる。
 知代は必死に快感に抗い、すでに体位を気にする余裕もなくなっている。

 その知代の腰を両手で掴み、上下に動かす。
 何度かその動きを繰り返した後、手を離しても知代はその動きを続けた。

 もう快感に飲み込まれ、自分のしていることすら分からなくなっているのかもしれない。

 再びの絶頂が近付いてきた。

「あぅ…んあっ! いやなのに…いやなのにぃ…!」

 ぎゅっと締め付ける名器の知代に、藤井も限界を迎えつつあった。
 下から激しく突き上げ、反動で持ち上がった体を知代が沈める。

「あ…っ! ああっ…ああぁっ!」
「そろそろ出すぞ…どこに出してほしい?」
「んん…あぅ…んあっ!」

 藤井の言葉の耳に入らないのか、知代は一心不乱に腰を上下させて、体を大きく波打たせたかと思うと、突然崩れ落ちた。

 昨夜のように経験豊富な藤井の責めに、意識が本能に負け、絶頂した瞬間だった。

 熱くなった体を藤井に重ねるように脱力し、ビクビクと震える体に合わせて知代の中も伸縮し、そのうねりの中で藤井は射精した。
 きゅんきゅんと締め付けられ、最後の一滴まで搾り取られそうな快感に藤井は恍惚とした。

 知代の顔を掴み、口づけすると、正気を失った知代は舌を絡めてきた。

 お互いの舌と吐息が絡み合ったまま、知代は突如として目を開き、自分を取り戻した。

 慌てて体を離すと、割れ目の奥から精液が流れ出てくる。

 絶望の顔でそれを見た知代は、急いでズボンに足を通すと、足早にトイレに向かって走って行った。


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