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知代の性活
第4章 七月 少年達の果てない性欲
 顔を精液でべっとりと汚し、胸を上下させて息をする。
 
 もう…本当にこれで、終った。

 さすがに立て続けの二回戦をこなした後では、性欲旺盛な少年といえど、すぐには回復しないだろう。

「おい、雄二も挿れてみろよ」

 良平が声をかける。
 驚いたように、雄二はまさに飛び上がった。

「ぼ、僕は、いいよ…」
「そんなこと言わずにやってみろよ。すっげー気持ちいいぞ」
「でも…」
「ほら、お前もチンコ勃ってんじゃん」

 そうだ、雄二君…!

 二人に責められて、すっかり雄二の存在を忘れていた。

 まだ一人残っていた。

 目を覆う精液のせいで狭い視界の中で、ハーフパンツを脱がされた雄二が近付いてくる。

 雄二の股間は、痛いくらいに勃起している。

 雄二君…だめ。お願いだから…

 精液に塞がれた目の隙間から、また新たな涙が流れる。

 まだ彼氏にすら許していない体。
 まさか先に、弟に犯されるなんて…

 良平と正志の強引な後押しに負けて、雄二は知代の足の間に体を入れる。

 やめて、と口を開くと精液が流れ込んでくる。
 嫌悪を呼び起こすそれに、知代の声が詰まる。

 雄二君…やめて…
 和也君、助けて…っ!

 じりじりと侵入してくる。
 そのたびに、また快感が生まれてくる。

「ゆう、じ君…お願い…」

 知代はやっとそれだけ言った。
 
 雄二の動きは止まらない。
 根元まで入った。

「あ…っ!」
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