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知代の性活
第4章 七月 少年達の果てない性欲
 家には幸い、誰もいなかった。

 知代はシャワーを浴び、顔にかかった精液や、胸や股間を丁寧に洗う。
 中から精液を掻き出す。

 シャワーを浴び、タオルを巻きつけて、部屋に戻る。

 ふう、と息をつき、ベッドの端に腰掛ける。

 まだじんわりと、体の奥が熱い。

 知代は、先ほどの少年達の責めに絶頂を迎えていなかったのを自覚している。
 
 意識の奥で、物足りない気持ちが、確かにある。

 いつの間にか知代は、長田に持ち帰らされたバイブを手に取っていた。

 股間に当ててみる。スイッチを入れた。
 
 ブーン、と振動音がして、快感が訪れる。

「あ、う…んんっ! ん、はぁ…っ」

 ここにあたると気持ちがいい。
 そんなところを無意識に見つけ、そこにバイブをあてがう。

「あ、ああっ!」

 気持ち、ぃぃ…

 はっ、と知代は手を止める。

 こんなことして、気持ちがいいって。
 自分でしてそんなふうになるなんて…!

 途端に罪悪感と、自分への嫌悪に苛まれ、知代はバイブを放り投げた。
 
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