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莉愛菜と彼の主従関係~あなたのために~
第2章 莉愛菜と海斗
梅雨が明けきらないこの時期は、ジメジメした空気と夏の様な日差しが不快感を呼ぶ。
それでも今日のあたしは気分が良い。
今日は、これからお出かけだから。
あたしは一人、自分の部屋の全身を写す鏡の前で身だしなみをチェック。
髪はさっきゆるくアップヘアにした。
やりすぎない程度にメイクもして、唇にはピンクのグロス。
そして、クルッと一回りして後ろ姿も確認。
回る反動で翻る裾。
久しぶりに着たけど我ながら上出来!!
鏡の中の自分と見つめ合う。
これからの事に胸を弾ませウキウキしてる浴衣姿のあたしがいた。
桜色の浴衣は、裾に行くにつれてラベンダー色のグラデーションになっていて、綺麗な花柄が印象的。
帯も帯飾りも浴衣によく合ってる。
これで、後は小さな籠バッグを持てばバッチリ!!
そう思い、籠バッグを取るために振り返ると