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キミといる場所
第5章 秘密の番号
「菜緒さん…」

耳元で囁いた唇が顎のラインを伝い、
吐息と共に唇に触れる。

ほんの少し開いたそれを挟むように
彼の唇が何度か動き、
そっと舌先が入ってきた。

柔らかく湿った彼の舌が、
私の舌を探るようになぞり、
優しくゆっくりと絡みつく。

その動きに合わせるように
私も舌をくねらせ、
彼の背中に腕を回す。

「はせ…がわ…くん」

唇をつけたまま漏れた声に、
彼は背中にあった右腕で私の脇腹をなぞる。

熱を帯びた右手が左胸に到達し、
すくい上げるように…

すくい…

あげ…

「ん?」

「巨乳じゃないー!」


長谷川くんの叫び声で、
はっと目が覚めた午前7時…。

「最、悪、だ」

なんという夢を見てしまったんだ、私ーっ!
これはよもやの欲求不満てやつだろうか。

恥ずかしさでかきむしった髪がサラサラとしている。
そうだ、カットしたんだっけ。

3ヶ月ぶりの美容室で、
なんとかトリートメントと頭皮マッサージをしてもらい、
勢いでフェイシャルエステまで受けてきた。

女子力補給で変なホルモンまで涌き出ちゃったのかいな。

スースーする首筋にマフラーをぐるぐると巻きつけ、
ブーツに足を突っ込んだ。
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