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彼と彼女の色々な関係~君に溺れて~
第7章 熱~莉愛菜~
今日は2日ぶりに屋敷に帰ってきた。
地方の支社に泊まりで行かなくてはいけなかったため1泊2日の予定で出掛けた。
最近は、家で出来る仕事は家で済ませていた。
会社にいた方が効率が良い事もあるだろうが、会社にいたらいたであからさまに媚を売ってくる奴らや、俺の粗を捜し出そうと躍起になってる奴らなど、周りの人間の嫌な雰囲気ばかり感じてしまって辟易する。
それなら、リラックスしてできる家で集中して仕事をした方が効率が良いのではと考えたのだ。
その結果、仕事には何の支障も無く、むしろスムーズに事が運べている。
必要な時はちゃんと会社に行ってるし、寺井に任せておける事は任せ、俺は今の方が仕事がやりやすく感じている。
それになにより、家にいれば莉愛菜がいる。
莉愛菜も仕事で部屋の中を忙しく駆けまわったり、屋敷内をうろうろしているため、常時俺の傍にいるわけではないが、それでも近くにいるという事が俺を安心させてくれる。