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彼と彼女の色々な関係~君に溺れて~
第7章 熱~莉愛菜~
だが最近、仕事の忙しい時期になって会社に行かなければならない用も増えた。
そして、今回みたいに地方に赴く事も増えている。
だから莉愛菜に寂しい思いをさせてしまっているんではないかと思うが、莉愛菜はいつでも笑顔で俺を送りだす。
一度、莉愛菜が素直になるベッドの中で問いただしたが、それでも莉愛菜は
”海斗の仕事頑張ってる姿見ると、寂しい気持より、身体壊さないか心配”
なんて俺の身体を心配していた。
俺は1日莉愛菜が近くにいないだけで嫌なのに、莉愛菜は俺がいなくても平気なのか?
俺が子供みたいでなんだかとても複雑な気分だ。
子供だと思われても嫌だから平気な顔をしてはいるが、今だって空港から屋敷に向かう車中、運転する寺井に帰路を急がせている。
早く莉愛菜に会いたい。
会って抱きしめたい。
抱きしめてその後は……
それを思い描くと俺は身体が疼くのを感じた。