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彼と彼女の色々な関係~君に溺れて~
第8章 見つめ合う事~恭介&すみれ~
「はぁっ…はぁっ…」
「ぁんっ……うっんん…」
広くも無く、狭くも無く、そんな部屋の中に二人分の吐息が漏れる。
真っ暗にした部屋のベッドは、ギシギシと音を立て、その音に合わせて荒い息遣いと卑猥な声が漏れる。
俺は、俺の下で必死に俺に抱きついてる彼女の耳に唇を寄せ甘く囁く。
「すみれ…、もう限界?」
「あぁっ…はぁっ、ん…も、無理っ」
「ん。じゃぁ、一緒にイこ?」
俺はすみれに覆いかぶさって、顔を近づけキスをする。
啄ばむようなキスをして離れると、目の前には潤んだ瞳で俺を見つめるすみれがいた。
そっと優しく微笑みかけ、律動を速める。
それでも俺はすみれを見つめ続ける。
すみれも俺も、最後はこうやっていつも見つめ合ってお互いを感じながら達するんだ。
お互いの快楽に歪んだ顔を見つめ合って高め合い、そしてお互いを感じ合う。
「あっ恭介っ…きょ…うすけっ…イクッ、あぁぁ――――」
「すみれ……クッ…俺も、イクッ…ウっ――――」
そう、これが俺達の決まり。