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彼と彼女の色々な関係~君に溺れて~
第8章 見つめ合う事~恭介&すみれ~


「それで、海斗様は大丈夫だったの?」

すみれは話の続きを催促。

大丈夫だったのか?あれは。

「大丈夫…じゃなかったな、あれは。」

「え?どうしちゃったの?!」

「海斗、すげー酒強い癖に今日は悪酔いしちゃってさ。
俺相手すんのマジ大変だったんだよ。」

気付いたら悪酔いした海斗は、散々莉愛菜ちゃんの話をしながらも、ふとした時に今その愛しの彼女が他の男とデート中だって思い出すと途端にブラックオーラを放ち舌打ち。

そしてまた酒を煽る。

そして終いには、

「莉愛菜に近づく男は誰であろうと許さない。」

なんて言って俺を睨みつける始末。

俺、さすがにお前の彼女取ったりしねーよ?

しかも俺はすみれが一番大事だし。

それを分かってるはずの海斗は余裕が無いのか落ち着きなく時計を何度も見ては眉間に皺を寄せる。

きっと男と出掛けてる事だけが、海斗をここまでにする理由では無いんだろう。

そんなに気になるなら様子見に行けば?

なんて言うと、

「海來がいるから最悪な事にはならないだろう。」

とか言ってた。

なんだかんだ弟を信頼してんのな。

本当、不思議な奴。

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