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彼と彼女の色々な関係~君に溺れて~
第8章 見つめ合う事~恭介&すみれ~



「今日さ、昼間っから海斗と飲んでたんだけど。」

「昼間から?」

俺の言葉に途端に顔を顰めた。

すみれはとても気の強い子。

でも、意外と女の子らしい一面もあるんだよ。

「莉愛菜ちゃんが海來とデート行っちゃって、海斗がご機嫌斜めでね。
慰めてあげようと思ってさ。」

「あぁ、そう言う事。」

理由を話せばちゃんと納得してくれる。

「海斗の奴、自分以外の男と莉愛菜ちゃんが出掛けたのが気に入らないみたいでずっと眉間に皺寄せてんの。」

思い出したら可笑しくて笑える。

弟なんだから大丈夫だろって言っても、男は男なんだと。

それでも莉愛菜ちゃんの希望はなるべく叶えてあげたいんだろう。

渋々ながらも許可を出したらしい。

だけど、頭ではわかっていても心は追いつかない。

そんな葛藤をしてる親友を励ましてやるためにアイツの部屋に行ったんだ。

それを話すとすみれは楽しそうに笑った。

「本当に海斗様は莉愛菜にゾッコンなんだね。」


ゾッコンなんてもんじゃないよ。

もう”莉愛菜無しでは生きられな~い”って感じ?

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