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彼と彼女の色々な関係~君に溺れて~
第8章 見つめ合う事~恭介&すみれ~


「海斗はとにかく莉愛菜ちゃんにべったり。
すげーよ。あんなにいつもベタベタしてたらウザくないのかってくらい。」

莉愛菜ちゃんをいつも近くに置いておきたいみたいだ。

「へぇ、それでそれで?」

「スキンシップが激しい。」

「あはははっ!!
だからかぁ~。」

なんだか妙に納得したような顔するすみれに、今度は俺が質問をぶつける。

「”だから”って?」

するとすみれが可笑しそうに口を開いた。

「前にね、莉愛菜に聞いた事があるの。”莉愛菜と海斗様って二人の時どんな感じなの?”って。」

「へぇ~。莉愛菜ちゃんなんて言ってた?」

「なんかモゴモゴしながら、“普通だよ”なんて言ってんだけど、顔がすっごい赤くって。
そんないつもベタベタでスキンシップ激しかったら人に言うのは恥ずかしいよね。」

照れた莉愛菜ちゃんの顔が想像できて、なんだか微笑ましい。

「確かにね。でも莉愛菜ちゃんも相当海斗の事が好きなんだろうね。
それに、あの過剰なスキンシップにもとっくに慣れてるみたい。俺の存在忘れられてるんじゃないかってくらい二人の世界に入っててさ。」

本当、ひどいよね二人とも。

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