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彼と彼女の色々な関係~君に溺れて~
第2章 ♡デザートはいかが?
「莉愛菜。」
海斗に抱きつかれながらお皿を洗うあたしに海斗が言った。
「なぁに?」
ちょっと目線を海斗に向ける。
「デザート食べたい。」
珍しい事をいう海斗。
海斗は普段、あまり甘い物を食べる印象が無い。
コーヒーだっていつもブラック。
だから苦手なのかなって思ってたから、あたしは海斗に甘い物を用意した事が無い。
「あ、デザート食べたかった?
ごめんなさいっ。作ってなくて。
今から何か作ろうか?」
あたしが手を止めて海斗に向きなおって言うと
「……俺が料理する。」
そんな事を言いだした。
料理するって、海斗が?!
今まで料理する海斗なんて見た事ない。
ましてやキッチンに立つのすら見ない。
そんな海斗が料理できるの?
あたしは不思議に思った。
「莉愛菜はそのまま皿を洗ってればいい。」