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彼と彼女の色々な関係~君に溺れて~
第1章 幸せなひととき
今日は海斗がお仕事で一日家にいない。
普段は家で出来る仕事は家でする海斗だけど、拓海様が海外の仕事を中心に動くようになってから、国内の会社に関する事は海斗が請け負っている。
だから海斗様はとても忙しい。
でも、そんな中でもあたしとの時間を大切にしてくれる事がとても嬉しい。
だからあたしは寂しいなんて思わない。
どんなに遅くなっても必ずあたしの元に帰って来てくれるから。
あたしとの時間を少しでも多く過ごすため、仕事をすごく頑張って絶対に先延ばしするような事はないと、屋敷の外で海斗を支える執事の寺井さんが言っていた。
とても仕事がスムーズに進むようになったからありがたいって感謝までされたっけ。
こんなあたしでも、海斗に少なからず影響を与えてるんだな。
海斗があたしの為に頑張ってくれてるから、あたしも一生懸命仕事を頑張る。