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彼と彼女の色々な関係~君に溺れて~
第2章 ♡デザートはいかが?
不敵な笑顔を向けられて、あたしは一気に冷や汗が溢れた。
「あ、あの!そういう意味じゃなくてっ」
あたしが慌てて言っても聞いてない。
あたしを横抱きにしてバスルームへ向かいながらご機嫌な海斗。
「莉愛菜は縛られるのも好きだよな。
基本Mだから。
まだやってないプレイもあるから楽しみだな。」
え?!
あたし今度こんな雰囲気になったら何をされるのだろう?
「か、海斗?!」
「ん?」
ご機嫌な海斗は満面の笑みをあたしに向ける。
それに思わずドキッとしてしまう。
海斗の笑顔は、あたしの反論する意思をいとも簡単に無かった事にしてしまう。
あたしはその代わり、ギュッと海斗に抱きつきながら耳元で言った。
「…………い、痛く…しちゃやだよ?」
そして海斗の瞳を見上げた。
そんなあたしを見降ろす海斗は、急に顔を赤くして目を逸らした。
そして一言ボソッと呟いた。
「……お前、………それ反則っ。」
【END】