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彼と彼女の色々な関係~君に溺れて~
第3章 熱~海斗~
ある日の朝―――――
目が覚めると、隣で眠る海斗を起こさないようにベッドを下りる。
まだ海斗を起こすには早いから、自分の身支度を整え朝食の準備。
洗濯物をランドリールームに運ぶ準備。
そんな事をしていると、あっという間に海斗を起こす時間になった。
海斗は少し寝起きが悪い。
変な悪さじゃないんだけど、寝惚けてる。
あたしはベッド脇から横向きに寝る海斗の背中を叩いて起こす。
「海斗、おはよう。
朝だよ起きてっ。」
起きない。
「海斗っ、起きないと遅刻しちゃうよ?」
今日は会社に行かなきゃいけないって昨日言ってた。
だからあたしはいつも以上に必死に起こす。
「ん……ぅっ」
海斗が仰向けになった。
よし、もう少し。
あたしはもう少しで起きそうな海斗を根気よく呼びながらキングサイズのベッドの上に乗り、海斗の寝顔をのぞきこんだ。
すると、