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彼と彼女の色々な関係~君に溺れて~
第3章 熱~海斗~


「海斗様が風邪?!
それは珍しい。
ですが、今日はどうしても海斗様が出席しなければならない会議があるんです。」

寺井さんはとても難しそうな顔をして言う。

「寺井、待たせたな。」

するとそこにスーツ姿の海斗が現れた。

流れるようにセットされた髪に、真っ黒のスーツ。

そても洗練された雰囲気に思わず見惚れる。

そして片手には仕事での必需品、黒縁眼鏡。

「海斗…」

あたしは思わず駆け寄った。

そしてそんなすぐに薬が効くわけじゃないのに、背の高い海斗の額に触れるため手を伸ばした。

やっぱりまだ熱さは変わらない。


眼鏡を掛けて、仕事モードがオンになった海斗は、そんなあたしの手首を掴み覗き込んできた。

「莉愛菜ちゃん。寂しいのは分かりますが、俺は仕事に行かないと。」

眼鏡越しに熱に浮かされほんのり火照った顔の海斗が見える。

その姿はいつにもまして妖艶だった。


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