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彼と彼女の色々な関係~君に溺れて~
第3章 熱~海斗~
でも、メイドとして海斗に出来る限りの事をやってあげよう。
しっかり看病しなくちゃ。
そう思い、海斗がお腹すいた時にすぐ食べれるようにお粥の下ごしらえをして、薬や氷枕の準備、そしてベッドルームには加湿器を用意し、ヒエピタもすぐ取りかえられるようにサイドテーブルに。
帰ってすぐ着替えられるように、着替えも出しておこう。
そうやって看病するための準備をし、通常の仕事に戻って掃除や洗濯をしていると突然ケータイが鳴った。
誰だろうと思い見てみると寺井さん。
滅多に寺井さんからかかってくる事がないからあたしは嫌な予感がした。
恐々と出る。
「もしもし、寺井さん?」
『お疲れ様です、寺井ですっ!
莉愛菜さん、落ち着いて聞いてくださいね。
海斗様が倒れました。
今そちらに運んでます。
あと10分くらいで――――……』