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彼と彼女の色々な関係~君に溺れて~
第4章 焦がれる~海來~
清瀬家次男
清瀬海來
この肩書に食いついて近寄ってくる奴は吐いて捨てるほどいる
そんなのとっくに慣れたけど。
次男なんて所詮、次男だ。
家の会社を継ぐのは兄ちゃん
俺はせいぜいその補佐役って所だろう
それなのに、そんな俺に群がってくる奴ら
男は、俺と仲良くなる事で自分の親の会社に都合が良いのだろう
ゴマをするように近づいてくる
女は基本金だろう
玉の輿に乗りたいとか、清瀬家の次男の彼女なんて肩書に釣られてやってくる
金持ってるのは俺じゃなくて親だっつーの
それでも、俺は俺なりに周りの奴らと上手くやっていこうと努力する
中にはそんな肩書とか、権力とか、一切抜きで俺と接してくれる奴もいるから
まぁ、そんな奴はごく一部だけどね。
本当、馬鹿ばっかり。