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彼と彼女の色々な関係~君に溺れて~
第4章 焦がれる~海來~
キミは、今の俺を見たらどう思うかな?
軽蔑する?
それとも怒る?
俺は、今キミに会ったら何を話そうか?
きっとたいした事言えないんだ。
謝る事だってできない。
ただ、“元気?”
なんて、そんなことしか言えないだろうな。
それでもいい。
なんでもいいんだ。
笑った顔じゃなくても、
怒った顔でも
泣いた顔でも
俺に対して何か反応を示してくれたらそれでいい。
無関心になってなければいいんだ。
だって、”無”って悲しいじゃん?
好きじゃないなら嫌いで良いんだ。
だから、キミの中でも俺の居場所があり続けてくれればいい。
嫌いな奴としてでもいいから。
もう一度、キミに会えたら、俺はこの日常から抜け出せる気がするんだ。
いつかどこかで会えないかな?
会えたらいいな。
この同じ青空の下に
キミも俺もいるんだから
【END】