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その瞳に…
第14章 お互いの気持ち
長いキスを交わした後、どちらともなく目を合わせ、気恥ずかしさに笑いあい、逆上せるねと言いながらお風呂から上がる。

二人で体をふきあい、バスルームを出ると、時刻は5時を過ぎていた。

「帰りは、何時ごろまでなら大丈夫?」

大河は舞奈に、ミネラルウォーターのペットボトルを渡しながら問いかける。

(明日学校ないなら、泊まりたかったな…)

舞奈はそんな事を思いながら、ペットボトルを受け取り、答える。

「うち、基本的に遅くなるっていう言えば、特に何時でも大丈夫ですし、今日は遅くなるって伝えてあります」

その言葉に、大河はチラッと時計を見直す。

「なら、まだゆっくり出来るね。良かった。実はディナーもここに頼んでおいたんだ。無駄にならずにすんだよ」

(ディナー!?)

こんな高級ホテルで食べれるディナーなんて、初めての事に舞奈は心を踊らせたが、ハッと気付く。

「あの、先生。ここいくら位何ですか…?」

マナー違反かもとは思ったが、きっと二人で合うときはこういったホテルの当分なるんだろうと思うと、さすがに大河一人に負担させる訳にはいかない。

恋人なのだから、そういった事はなるべくちゃんとしたいと舞奈は思った。

「聞きたい?」

大河はソファーに座り、隣をポンポンと叩き舞奈を呼ぶ。

舞奈は大河の横に座り、回答を待つ。

「この部屋だと、確か…20万だったかな」

「にっ!?えぇぇぇぇ!?」

舞奈はその金額に驚くが、そりゃこの豪華さだと思うと納得した。

「このホテルは、この部屋の他に後、四部屋合って他二つがこれの2/3位の広さで訳8万位。後の二つは二万円だよ」

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