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その瞳に…
第24章 嫌悪と恐怖
舞奈は大河からスマホを受けとり、それを読み始めようとすると、扉からノック音が聞こえた。

「はい」

啓介が返事をすると、外から聞きなれた声がする。

「お兄、入って平気?」

「大丈夫」

ガチャっと扉が開くと、由美が顔を出す。

「え?由美ちゃん」

「お、舞奈。思ったより落ち着いてるね」

驚いてる舞奈に、由美は頭をペシペシ叩きながら、話しかける。

「え?何でここに?」

その疑問は、啓介が答えた。

「ああ、ちょっと俺が頼み事してね」

ふーん、と思う舞奈の横から、由美がスマホを覗いていた。

「あれ?この情報って…」

由美は、誰の許可も取らず、メールをどんどんしたにスクロールし、読み始める。

「ああ、やっぱり。私、こいつ知ってるよ」

「「「え!?」」」

由美以外の三人は、声を揃えて驚く。

「知ってるって、何で?」

問いただす舞奈に、由美はあっさりと答える。

「こいつ、あんまりにもクズ過ぎて、ここらの大学の女子には、決行有名よ」

だから絵麻もこんなに早く情報が集まったんだ、と舞奈は思った。

「え?って言うか、もしかして、こいつがあんたに付きまとってる馬鹿とか…?」

コクンと頷く舞奈に、由美はまじかーと頭を抱える。

「最近色々聞かないから、大人しくなったかと思ったら、ターゲット女子高生にしてたんだ」

あーあ、と由美は呆れたため息を漏らす。

「じゃあ、ここに書いてある事は、本当なんですね」

大河が由美に確認すると、由美はマジッスと頷く。

「そう…」

大河はそれを聞いて、少し考えると、

「ちょっと電話してくる」

と、舞奈からスマホを取り、外へ出た。


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