この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
その瞳に…
第25章 初めての訪問
 「先生。上がりました」

 シャワーを浴びなおし、大河が新しく用意してくれたパジャマを着た舞奈は、寝室にいる大河に上がったことを報告する。

 ベッドの横に置かれていた紙袋は既に片付けられ、ベッドの乱れていたシーツや布団も綺麗に整えられていた。

 大河は手にしていたシーツを持ったまま、ドアから覗いている舞奈の所へやってきて、頭を撫でる。

 「なら僕も入るかな。舞奈は先に寝ているかい?」

 大河の言葉に、舞奈はフルフルと頭を振る。

 「先生出るの待ってます」

 「解った。冷蔵庫に飲み物入ってるから好きなの飲んで、待ってなさい」

 大河は舞奈の頭をポンと叩き、バスルームへ向かう。

  舞奈は一人取り残された寝室を見渡す。

 寝室にはベッドの他に、本棚とクローゼットがあるのみのリビングと同様、シンプルな部屋。

 (そういえば・・・)

 舞奈はふと、男性の部屋ならば一冊はあるであろう成人向け雑誌の事を思い出し、今なら探すことが出来ると、まずは棚に並んでいる本をざっと見渡す。

 本棚にはハードカバーの書籍と有名どころの漫画、そしてサイエンス雑誌と化学の参考書が並んでいた。

 (先生、本好きなんだ・・・)

 並んでいる書籍には、舞奈もニュースで見たことある作者の物もあった。

 由美が活字中毒の為、色々な本を持っている事から、影響を受けて舞奈もそこそこ本を読むようになった。

 その為、由美が読まないジャンルの本が並んでいる棚は、舞奈にとって少し興味が沸いた。

 (今度、読ませてもらおうかな・・・)

 そう思いながら、本棚には無いことを確認し、次はベッドの下を覗き込んでみる。

 (無い・・・)

 ペタンと床に座り、ふっとクローゼットを見る。

 先ほど、大河はあそこから紙袋を出してきた。

 あるとすればあそこになるのだが、流石にプライベートの部分を除く事は躊躇われる。

 (でも、ちょっとだけなら・・・)

  
/463ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ