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第30章 ＳとＭ

　少し持ち上げられたお尻を撫でながら、大河は舞奈の下着を覗き込み、ゆっくりと濡れた箇所に指を滑らせる。

　「やぁぁ・・・見ないで、ください・・・」

　下着が既にびしょ濡れなのは、冷たさで解ってはいたが、改めて大河に言われると、羞恥心で一杯になり、いやいやと首を振る。

　しかし、大河はそんな舞奈を無視し、取り出したローターを調度晴れ上がった突起に当たる様に下着の中に入れる。

　そして、縄を下着に通し、引き上げれるだけ引き上げた後、縄を手首に縛る。

　舞奈の下着は、手を離した後でもクリトリスにローターがきつく食い込む形に固定された。

　カチリ・・・

　ブイィィィィィィィィ

　「っや！あ・・・ああぁぁぁあ！？」

　ローターのスイッチを入れられた舞奈は、突然きた快感に、体を仰け反らせ喘ぐ。

　「ゃあ！あぁあ！！・・・はぁぁあ！」

　ビクビクとローターの振動に体を反応させ、舞奈はお尻を上げ、床に顔を押し付けながら乱れた。

　（駄目・・・これ、食い込んで・・・すぐイッちゃう・・・）

　快感に身を悶えさせながら、熱を高ぶらせていた体は、すぐに絶頂の波が近づいてくる。

　「いやぁぁ！ダメ・・・ダメェェェ・・・」

　駄目と良いながらも、近づいてくる絶頂を心待ちに舞奈が喘ぐと。

　カチ・・・

　「っ・・・あ・・・」

　突然ローターを止められ、近づいてきた絶頂を止められる。

　「・・・ぁ・・・やぁ・・・」

　後ろにいて顔が見えない大河が、何を考えているのか解らなかった為、後ろを振り向こうとするが、焦らされた体がピクピクと動いて、力が入らなかった。

　カチリ

　ヴィィィィ・・・

　すると、またローターがかなりの微弱で動かされ始める。