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その瞳に…
第13章 快楽に堕ちる
突然の微弱な振動に、舞奈はベッドの上で暴れる。

「舞奈、暴れると痛いよ」

どこに要るのか解らない大河の声が、舞奈を諌める。

「やぁ…先生…これ…」

それでも舞奈は、振動から逃れようと体を動かす事を止めない。

「ブラとパンツに小さいバイブが沢山付いてるんだよ。君の為に、成滝に頼んでおいたんだ」

大河のクスクスと笑う声が聞こえる。

「さて、僕もシャワーを浴びて来るよ。舞奈はそのままで待っていなさい」

「えっ!?先生…!」

舞奈の呼び掛けに、返事はない。

静かな部屋に、バイブの音だけか小さく響く。

「っ……あ……はぁ……」

視界を遮られ、体の神経が何時も以上に敏感になる。

初めはくすぐったかった振動が、段々ともどかしい快感になり、舞奈は小さく喘ぐ。

「っ…あぁ…せんせぇ…」

もどかしさを紛らわすように、舞奈は大河を呼ぶ。

けれど、その言葉に返事はない。

「やぁ…せん……御主人さまぁ…」

舞奈は何度もいるか解らない大河を切なく呼ぶ。

どれくらい経ったか解らない中、もっと強い刺激が欲しいと、舞奈は悶える。

「んぁ…はぁ…ごしゅ、じん…さまぁ…あぁ」

あそこに食い込んでいる縄で、少しでも刺激を強くしようと、舞奈は自然に腰をくねらせ始めた。

ピンと張られた縄は、腰をくねらせる度、少しだけ強い快感を得る。しかし、絶頂を迎えるには至らなく、舞奈は何度も刺激を求め、腰を動かした。

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