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第13章 快楽に堕ちる

(もっと刺激が欲しい…頭がおかしくなっちゃいそう…)

もどかしい快楽を受け続けた舞奈は、とうとう叫ぶ。

「御主人様！こんなのやだぁ！もっと、刺激を下さい！！お願いします！」

いるか解らない大河に、舞奈は叫び続ける。

クスリと一瞬笑う声が聞こえた瞬間、バイブの振動が突然強くなった。

「ヒッ！っあ―――――――！？」

ビクビクと体を仰け反らせ、舞奈は欲していた快感を貪る。

「あぁ…もっと…！あぁ…！」

焦らされ続けた体は、強い刺激に耐えられず、すぐに絶頂を迎えそうになっていた。

「ふんん…やぁ、もぉ…」

舞奈は体に力を込め、この先にやってくる快楽を迎える準備をした。が。

「っ…え…？」

突如バイブの振動が弱まり、舞奈は絶頂を迎える事が出来なかった。

「やだ…何でぇ…いやぁ…ぁ」

舞奈はすすり泣くような、嗚咽を漏らしながら、微弱な振動に体を弄ばれる。

「イカせてあげようかと思ったけど、舞奈が余りにも可愛いから、もっといぢめたくなった…」

クスクスと笑う大河の声が、突然耳元で聞こえ、舞奈は反射的に声の無い方へ顔を背ける。

ペチャ…

すると、さらけ出された首もとに温かく柔らかい感触が這いずった。

「ひうっ！？」

突然の感触の舞奈は声をあげる。
大河の舌の感触と解ってはいるが、視界を遮られているため、一瞬何をされたか理解出来なかった。