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第4章 アルジャーノンを花束に

　最初、原因は体のせいだけかと思い、思うほどに荒んだものです。

　でも、それは間違っていました。全ての原因は私そのものにあったのです。私が彼女たちを心から愛していれば。

　いえ、心から愛していると、そのときは思っていたのです。

　ですが、それは違っていたようです。


　医療刑務所の白い部屋は、今、私の後悔の念でいっぱいとなっています。

　実験は失敗だったと先生はおっしゃいました。

　確かに結果だけ見ればそうかもしれません。効果は持続せず、一時的なものでしかなかったこと、退行現象についても認めます。

　ですが、人格に対する影響は、あれは……。