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イマージュ
第5章 あなたが一番愛しているのは私
怒りを込めて。
これはマジ怒り。フリでもなんでもない。
そりゃ、そーだよね。
夜中の三時にたたき起こされてエッチしようぜって、喧嘩売ってるよね。
しかも「来い」って。何様かと。
断じてこれは正当な怒りだ。
「いや、でも、しないとマズいんだよ」
「……?」
「だから今すぐ来てくんない? お前のしてほしいように、してやるからさ」
私の沈黙を、心が動いたとでも勘違いしたのか、ミチルの声色が魚を釣り上げるときのものになる。