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イマージュ
第5章 あなたが一番愛しているのは私

ミチルは半泣きだった。
本当に死んでしまいそうだ。さすがにちょっとキツかったか。
罪悪感。
「……いや、思ってないけど。ミチル、なんかオカシーよ。それにこんな夜中に危ないでしょ。行けるわけないじゃん。どうしてもっていうんなら、ミチルのほうがウチに来なよ」
あーあ。こういうの、ヤだったんだけどなー。押しに弱い女。
で、夜中にやって来られて、明日は眠い目こすりながら講義を受けるのか。
そう思ったんだけど。
「いや、そこをなんとか……来てくれよ」

