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第5章 あなたが一番愛しているのは私

　とりあえず、「おはよー」とだけ打ってトースターにパンを放り込む。朝の貴重な時間だ、テキパキと。

　洗顔、歯磨き、身だしなみ。
　あ、私は起きてからと食事後、二回磨く派。


　サッと食事をすませて、もう一度歯を磨いて、バッグをひっつかんで家を出る。そしてバス停へ。

　朝だから混みあっていたけれど、運よく席に座れたので、そこでようやくケータイを取り出して、さてと、言いわけでも聞いてやるかとミチルのメッセージを読んでみる。