この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
イマージュ
第11章 そこにいるから
だが、全て消し終わったあとの佳純は、今までに見たことがないくらいご機嫌だった。
びっくりだ。
ウワー、こんなに効くんだ、目の前で他の女の子の名前消すのって。へー。
使える。
……じゃなくて。
いかんいかん、俺はもう佳純ひとりのモノなんだ。裏切らないようにしないとな。
「ねえ、ご飯食べに行こうよ」
佳純がベッタリと甘えて来る。
すごいウカレっぷりだ。
オゴってくれそーな勢いだな。
「フリーザ様に使うつもりのオカネがあったよね?」
……あったね。
「友達も誘っていいかな?」
俺は何回目でフリーザ様を当てたことになるのだろうか。
そんなことを思った。