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イマージュ
第11章 そこにいるから
「ハイ、それではここらで一次会を終わりま~す」
赤坂先輩がタイムアップを告げる。
俺は近づけないなりにも一応、目を配っていたクリちゃんの周りの男どもをかいくぐり、ようやく口をきく。
「どうする?」
「えへへへ、知ってました? りとる・そるじゃーってえっちな意味があるんれすって……」
げ。
飲まされているとは思っていたが、こらあかん。
クリちゃんは完全にデキ上がっていた。しかも笑い上戸みたい。一人でクスクス笑っている。
「二次会に参加の人はこっちへー」
「いきます! いきますぅ~」
「ええっ……」
上機嫌でクリちゃんが参加の意思を表明する。
これには周りの野郎どもも色めきたった。