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第11章 そこにいるから

「城戸君も楽しんでいってくれ。ウチは無理矢理はナシなんだ。紳士的なヤリサーなんだ。皆の前で、恥ずかしかったら他の部屋に行ってもいいから」

「紳士的なヤリサー……」

　なんか斬新な響き。

　女の子たちはヌギヌギし始め、男たちはモミモミするわ、ちゅっちゅするわ、ナメナメするわ。

　俺が普段やってたことと変わんないな。てことは俺は紳士だったのか！

「初めてだと乱れてるって驚くかもしれないけど、なあに、慣れたら病み付きだよ。したことないだろう？　こんな凄い体験」

「はあ、まあ……」

「じゃあボクも楽しませてもらうよ」

　そう言って赤坂先輩は裸の群れの中に混じっていった。