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イマージュ
第2章 おちんちんみせて
どーなのよ? と最初は思ったのだけれど、まあ、そんなに不満もなかった。
男は今まで通り「好きです」でいいんじゃない。
ぶっちゃけそれ、あんまり重要なトコじゃないよね。
そんな告白されて喜ぶ女の子もいないと思うしね。
男女の差って不思議だよね。
ま、陛下は「悪平等」ということが何かよくわかっていらっしゃるってこった。
そして、そんなことよりもだ。
その日から、俺は走った。
そう、全てはこの為に。
ワン・フォー・オール。オール・フォー・ワン。ちょっと違うか。
とにかく、女の子から告白されるために命懸けで努力をするようになったのだ。
俺だけじゃなく、クラスの奴らも全員、生まれ変わったようになった。
勉強でも、スポーツでも、喧嘩でも、なんでも。
良い所見せようと皆が必死だった。
ヤンキーも、真面目君も、いじめっ子も、いじめられっ子も。
全ての男どもは一人残らず、だ。