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イマージュ
第2章 おちんちんみせて
三年かかった。
あらゆる努力をして三年。
俺の高校生活は全て彼女のためだけにあった。
うぬぼれている訳じゃないけれど、多分、もっと早い段階で美沙は俺の事が好きになっていたと思う。
好きだけど、やはり「おちんちん見せて」のハードルが高すぎた。
当たり前だ。佐伯美沙なんだぞ。清純な彼女がそんなこと口にするなんて、どれほどの決心がいるだろう。
俺はとにかく彼女と一緒にいる機会が最大になるように動いたし、彼女に慕われるように振る舞った。
彼女に対してだけでなく、競合する周りの男子たちに対しても、俺しかいないと認めさせるべくあらゆる手を打った。
闘いもあった。友情もあった。裏切りもあった。
けどそんなの関係ねえ。
俺が手に入れたいものはたったひとつだ。