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イマージュ
第4章 アルジャーノンを花束に

6月19日

 昨日の報告を読んだ須藤先生に、研究の成果を次の発表会で報告したいと言われた。素晴らしい結果だと。

 我ながら、昨日の報告のことを言われると恥ずかしい。
 嬉しさのあまり調子にのって書いてしまった。

 映像記録も撮って使いたいとのこと。

 しかし、康子はうんとは言うまい。

 俺一人でいいなら、と答えたら、「もちろんですよ」と目を丸くされ、自分の勘違いに顔から火が出る想いだった。
 穴が合ったら入りたい。


 夜。康子。
 抱いても、抱いても、抱き足りない。
 愛している。


検印:須藤甚
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