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want to be ...【短編集】
第6章 温泉旅行 2日目
…と同時にイったらしい美咲は、身体を大きく仰け反らせ、丁度俺達が見ている方向に顔を向けた。
…前の俺ならこの表情だけで数か月生きれたな。
杏奈の身体がびく、と大きく跳ねる。
…今の、俺は?
律動が始まると杏奈は食い入るように2人を見つめていて。
それにしても、喘いでイきまくってる美咲に対して大樹のこの余裕な感じ。
凄ぇわ…ほんと。
美咲も慣れればいいのに。
いや無理か、あんなデカチン。
…とか言ってたら大樹に殺されるんだけども。
動きに合わせて揺れる美咲の胸を弄んだり、喘ぎを塞いでみたり。
やがて体位を変え、自分の膝に美咲の身体を載せた大樹は、何とも優しげな目で美咲を見つめながら腰を振っていて。
「も、ぁ…っ!い…っやぁぁあ!あっあっ」
もう大樹の目線どころじゃないらしい美咲はひたすら甘ったるい声で喘いでいて。
色んな体位に変えて美咲を啼かせる大樹。
余裕そうにしていた端整な顔は、次第に甘く歪んできて。
…凄ぇな。
久しぶりに見たけど、こいつらのセックス年々激しさを増してんですけど。
美咲なんかもうイきっぱなしじゃん、でも大樹についていこうと頑張ってる。
そして。
「ぁ…っ!…っく、は…っ」
大樹が甘く喘ぎ、美咲の最奥を突いた。
…そのお互いの顔のエロさつったら、もう。
やがて脱力して荒い息を吐き出してる美咲の唇を深く塞いでる大樹…
そこから、抜かずの2回戦。
その内美咲が露天風呂入りたいつって中断して2人で入って汗流して、そこでも濃厚に混ざり合うんだろう。
…で、明日も1日いろんな意味で丸潰れコースかな。
…さて。
俺の下で息を荒くして情事を見ていた杏奈さんは、と。
覗き込むと、顔を真っ赤にして涙を流していて。
…泣くほど感じたんかい。
「…あーんな」
耳元で囁くと、びくぅっと大きく身体を跳ねさせ、俺を見上げてきた。
「…どう?凄いだろ」
こっくりと大きく頷く杏奈。
「DVDほしい…」
「…」
何度も見る気かよ。
俺も何回か思った事あるけど。
…よし。
じゃあ…本番はここからだ。
「…なぁ、杏奈」
「ん…?」
その泣き顔を、もっと歪めろ。