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want to be ...【短編集】
第6章 温泉旅行 2日目
今ここで抱くって手もあるが…やっぱり2人の情事を見せてからにしたい。
もう既に泣きべそをかいてしまっている杏奈。
仕方ねぇな…後でお仕置きだな。
襖に触れたままの華奢な手に俺の手を重ねると、びく、と身体を震わせる。
いちいち反応が初々しいな…もう何年経つと思ってんだか。
そして俺は、その襖を半分ほどまで一気に開き、杏奈の身体を軽く抱いて2人の姿がよく見えるように動かした。
「…っ!!」
…うわーぉ。
「やっ!はっ…あぁっ!あっんっ、やぁ…!」
クンニ真っ最中のようです。
俺らからは美咲の膝で大樹の顔は見えないけど、かなりの舌技だって事はすぐに分かる。
いやらしく響く水音。
細い身体を何度も弓なりに反らせる美咲。
その表情は"女"そのもの。
…んーやっぱいいなぁ。
次第に美咲の吐く息が荒くなり、声にも余裕のなさが滲み始める。
あぁ美咲、イくんだな。
そう思った時。
「…イくの早くない?」
「あっあっ…!…っ、あっ…たい、っひぃ…」
…わざとだな、大樹。
美咲がイくの分かっててわざと口離した感じ。
はぁ、はぁ、と肩で息をし、ころりと向こう側に身体を倒す美咲。
「…ぁ、はぁっ…い、意地悪…」
「…何。イきたくねぇの?」
唇をいやらしく舐めながら美咲の膝を開いて中に入る時、見えた大樹のアレ。
…に反応した杏奈が、驚いたように俺を見上げた。
「…!?たっ、…っ、た…っ」
「しー…。黙って見てろ」
まぁあの大きさは驚くよな。
平常時でも結構凄いしな。
「はぁ、…っぁ、ぁ…ぃ、イきたい…」
既に息も絶え絶えの美咲は、大樹から相当濃厚な愛撫を受けたんだろう。
それに対して大樹はかなり余裕そうで、美咲の反応を楽しんでるらしい。
相変わらずドSだな。
「…お前に寝られる訳にいかねぇの。
露天風呂入りたいだろ?美咲…」
…何つー声だよ、猫か。
酷く甘ったるい声で言い、美咲に口付ける大樹。
…あぁ。
この後の展開が分かってしまった。
ときどき呼吸するタイミングを与えてやりながら美咲の口内を貪っていた大樹は、自分の反り勃ったモノを片手で掴み、ぐっと突き刺した。