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want to be ...【短編集】
第4章 お風呂






「触り心地すげーいい」


「んふ〜」


ぽっこり膨らんだお腹を撫でると、俺の手を掴む杏奈。


「幸せですっ」


「…俺もです」


「大好きですっ」


「愛してます」


「ずっと一緒ですっ」


「離しません」


「…ふへ」


「…あっ?何だよ」


俺の肩に頭を預け、見上げて来る杏奈。


じっと俺を見つめる大きな瞳。


…求めてるものは分かってる。


けどそんな簡単にしてやらない。


「ん?ん?」


にこにこ身を乗り出して来てて可愛すぎるけど。


敢えてしてやらない。


つーか、キスだけで終わってやれる自信、ない。


「…何で今日そんな甘えんぼなの?」


「…ん?甘えんぼじゃないよ?」


いやいや。


いつもそんなに甘えてくれないのに珍しい…


「たまにはいいじゃん。なんか甘えたくなったの」


…あ、たまに、なんですね?


いつも甘えていっすよ?


「…ダメ?」


…は。


ダメな訳なかろう。


「24時間いつでも大歓迎ですよ?」


「じゃあちゅーして?」


「…」


しばし沈黙したのち。


ちゅっと音をたてて、キスした。


…はは、不満そう。


「…ここがいい」


「え〜」


「ここがいい!」


「だってお前、さっき…」


「さっき?」


ふ、と笑って杏奈の答えを待つ。


この反応が、


「…あ、えっ!?した!消毒した!したした!
消毒したのにっ」


堪んねぇんだよな…


「ほんとに〜?」


「なっ…見てたじゃん!消毒してるの見てたじゃん!」


「見てないよ」


「見てた!」


「見てねーし」


「見てたよ!」


「見てないって」


「見てたってば!なんっ…ふ、…ん」


うるさい口を塞ぎ、ちゅっと吸ってやる。


「…蒼汰のばかやろう」


「あっもうキスしてやーんない」


「…えっ!?やだ!ごめんなさいっ」


…何この可愛い子?


可愛すぎてしんどい。


いつもこんなんならいいのに。


杏奈はツンとデレの使い分けが可愛すぎるんだよ。


ここでそう来るか、ってな具合で変わるから。


「…冗談だよ」


お前にキス出来なくなったら俺確実にニコチンに手ぇ出しちまうわ。


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